真実と虚構について
この世の中を回している原動力はなんなのだろうか?
言うまでもなくそれは真実である。
なぜならば真実とは表の裏のそのまた裏のそのまた裏の、、、、を突き詰めたところに僅かだが強烈な光を放ちつつ隠されているものだから。
果たしてそうであろうか。
哲学者や科学者が突き止めた真実が世の中を動かしているというのは、本当であろうか。
この真実というものが仮に本当に存在すると仮定すると、虚偽は何の意味も為さないことになる。
ところがどっこい、世の中は虚飾や虚偽に満ちており、表面的にはそれらの力で動いているようにしか見えないではないか。
むしろだからこそそれとは相対する真実というものが希求されるのだ。
こうなると、一体どちらが真実なのかわからなくなるのが不思議なところである。
虚偽の裏に隠れてた真実か、真実を覆い隠す虚偽か。
鏡に映った虚像か、実物か。
果たしてどちらが真なのか。
真を求める動機を持つ人々は多い。
しかし何をもって真とするのか、それは人により異なる。
どこを見てそのような議論をするのか、それもまた重要となってくる。
人間の本質と真、果たしてこれらは手を繋ぐことができるのか。
その回路は?
そのなれ果ては?
その目的は?
あなたならどう答えるだろうか。